『もったいない』から始まる工事
第二薮神発電所は、薮神発電所の取水ダムである薮神ダム右岸に新設された、ダム式の水力発電所です。
薮神発電所の最大使用量30㎥/sに対し、流れ込む水量がそれを上回っていたため、年間300日以上、ダムゲートから放流が生じていました。つまり、ダムから300日以上分の水を捨てていた、ということになるのです。この水を有効活用するために、第二薮神発電所が新設されました。
第二薮神発電所が稼働すると、薮神ダム右岸に新設する取水口から取水を行い、取水口に接続する発電所で、最大4,500kWの発電を行った後、薮神ダム直下に放流される、という水の流れになるそうです。